水戸市のお客様が、パソコンの電源が入らない、入ってもすぐに落ちてしまうとご来店されました。
ドスパラの販売しているゲーミングデスクトップパソコンガレリアです。
お客様ご自身で少し弄ったのか、CPUファンが外れている状態でお持ち込みされました。

搭載されているCPUは第八世代のIntel Core i7なので購入3年といったところだろう。
CPUファンの密着が悪い場合、電源が入ってもすぐに切れてしまうのでファンをしっかり固定して電源ON、しかし症状は変わらずです。
ドスパラガレリアの多くはASUS製マザーボードに変わってからは故障は減少したのだが...。

マザーボードを目視確認すると、一部に汚れが...、マザーボードの電源ソケット部分も濡れたように若干光っているのが確認出来ました。
もしかすると、デスクトップパソコンではあまり考えにくいのだが液体物を被ってしまったのか...。

上写真で何かが付着し、埃の類がこびり付いているのが確認出来ると思います。
ケーブル類にも液体物が付着しており、お掃除をすると茶色に汚れが取れてきます。
これはコーヒー？かも？。

マザーボードの故障となれば、第八世代用LGA1151マザーボードの生産が終了してしまっているため入手も困難です。
また、WindowsOSのライセンスも再認証となるため、別途にOS代が必要となってしまいます。
残念ながら、パソコン本体にはライセンスキーは貼り付けられてはいません。

マザーボードが壊れてしまったら交換すれば良いという問題ではないのです。
同型マザーボードの入手が出来なければOSは再インストール、OSのライセンスも再認証が必要となります。

パソコンの修理は完了しましたが、行った作業はマザーボードの交換、CPUファンの固定ピン破損による交換、OSインストール、OSの再認証、データ復旧、Windows11へのアップグレードなどなど...。
このモデルでWindows11をインストールするにはBIOS設定で一部変更しなくてはいけません。

Windows11へのアップグレードも承っております。
マイクロソフトも、Windows10の時のトラブル多発に対して勉強したのか、今回は要件を満たさないモデルのアップグレードは対象外としています。
しかし、マイクロソフトの推奨している方法でWindows11へのアップグレードは可能なのです。

現在、個人のパソコンでWindows11を使用していますが、これといった問題は発生しておりません。
周辺機器（プリンターなど）のドライバー関連もこれから公開されてくると思われますが、現状ではWindows10用のドライバーで問題なく動作するようです。