ヒンジ破損で開閉不可 富士通
ヒンジ部分が破損していまいパネルの開閉がままならないという富士通Kifebook WA1/Rを鉾田市のお客様がお持ち込みされました。
2014年当時に発売されたノートパソコンにはメーカーに関わらず同様の破損が多発しています。
液晶ユニットの固定方法が変わったことが大きな要因だと思われますが、実は、壊れていないメーカーのあるのです。
同様破損の多いメーカーは、東芝、富士通、SONY、その他海外メーカーなどなど...。
液晶パネル部分を分解すると上写真の状態です。
ヒンジが堅いために、ヒンジを固定しているプラスチック部分が破損してしまうのです。
富士通の場合は、このモデル以降のパソコンにはしっかりとパネル部分を補強するための対策がキチンとされています。
一般モデルだと、型番の最後にMが付くモデル、例えばAH56/Mなど...。(富士通の場合)
また、構造的には貧弱なため、中心からパネル開閉をせず、角を持って開閉される方に同様の破損が多いようです。
取れてしまったネジ受け部分をもとに位置につけるのですが、割れてしまったプラスチック部分を再構築し、元位置に合わせて固定し再取り付けします。
更に、堅いヒンジを少し柔らかくするという調整を行わなければまた破損してしまいます。
パネルを開けた際、直立出来れば良いわけですから、それほど堅くする必要はないのです。
ネジ部分を隠すカバーが無くなっていたのでネジはむき出しですが、パネルの開閉は問題ありません。
しかし、構造的には貧弱なので「壊れやすい」を意識すれば再発することはないでしょう。