電源入らず 東芝T451/57DW 水戸市
水戸市のお客様が、一ヶ月ほどパソコンを使わなかったら電源が入らなくなったとご来店されました。
もし、安価に修理が可能なら、動作がかなり遅かったので高速化をして欲しいとのご要望です。
まずは、電源の入らない原因を特定する必要があるためお預かりとなりました。
状態としては、電源、充電ランプは点灯するも電源ボタンを押しても無反応です。
まるで、電源スイッチが壊れた時と同じようですが、ボタンを押すと僅かに「カチッ」と音がするのでスイッチではなさそうです。
電源が入らない場合、一番先にチェックするのはACアダプターです。
ACアダプターの電圧を計測すると問題なし、次に、バッテリーを取り外して放電を行います。
1分放置した後に電源ON、電源は入りません。
次に、バッテリーを外し、マザーボードのCMOS電池も取り外しBIOSの初期化を行います。
やっと電源が入り、パソコンは遅いながらも起動させる事が出来ました。
このまま動作テストを2.3時間、電源のON、OFFを十数回繰り返して問題のない事を確認します。
BIOSに異常があると、また以前の症状に戻ってしまいます。
使われていたハードディスクは、想定通り故障の多い東芝製MKで始まる型番の物です。
検査をすると想定通り、不良セクタが大量にあり交換が必要な状態でした。
保存データの復旧、高速化とのご要望だったので、500GBのSSDへと換装修理を行います。
元々はハイスペックモデルなので、SSD換装修理後はまるで別物の様な動作の速さに生まれ変わります。
修理前、電源ボタンを押してパソコンが使えるようになるまでに2分以上を要していましたが、修理後は十数秒で使えるようになりました。
同等レベルの最新パソコンが速いのは当たり前ですが、安価なパソコンに買い替えるなら、現状パソコンの高速化を図った方が絶対にお得なのです。