電源入らず 富士通NB55E 日立市から
日立市のお客様が、パソコンの電源が入らなくなったとお持ち込みされました。
時々、DCジャック部分を触ると電源が落ちてしまうという症状があったそうです。
考えられる原因としては、DCジャックの半田割れか...。
パソコンは2003年発売NB55E、WindowsXPモデルです。
どうしても修理をして使いたいというご要望なのでお預かりして修理するという事となりました。
本来はWindowsXPパソコンの修理は受け付けておりません。
2003年当時のノートパソコンは、取り外すネジも多くしっかりと造られており、この時期は、どのメーカーもDCジャックは直接マザーボードに半田付けされています。
接触不良が原因で、マザーボードがスパークによって溶けてしまったりもあるので分解するまでは状態が分かりません。
分解して確認すると、運よくマザーボードの傷みは見当たらず、四角い黄色枠にDCジャックが半田付けされており、赤枠部分が半田不良の部分です。
この部分を半田付けすれば良い?と思われるでしょうが、一旦DCジャックを取り外し、ピン部分を綺麗に研磨し、マザーボード側も同様に磨きを掛けます。
この作業を手抜きしてしまうと同様の半田不良が再発してしまいます。
半田付けは簡単そうなのだが、結構難しく必要な個所に必要なだけ半田を使わなければなりません。
電源スイッチは、ケーブルを介する事なくマザーボードに直接付いています。
電源を繋ぐだけで動作確認が出来るので有難いです。
電源ONを確認した後に、ほぼ全解体した部品を元通りに組み立てて修理完了です。
WindowsXPは動作が軽くサクサクです。
ワード、エクセル程度の使用であればサクサクと問題なくお使いいただけます。