画面割れ 富士通直販モデルWA3/D3 水戸市
事前に電話でお問合わせあったお客さんがお持ち込みされました。
正確な型番不明という事だったのですが、液晶パネルが割れてしまったので交換して欲しいという内容でした。
画面のサイズが15インチ、購入が3年ほど前という事だったので、交換用パネルは在庫があるので少しお待ち頂ければお持ち帰りも可能と返答させて頂いたのですが...。
割れ方を見ると、右端中央部分から割れが入っているようです。
お客様がご来店され、現物確認をすると型番WA3/D3、2019年10月発売モデルなので購入2年未満?ではないかと思います。
2019年頃から、液晶パネルの規格が大幅に変更になり、液晶部分の額部分が細いタイプに変わったため、使われているパネルもガラっと変わってしまったのです。
在庫はあるのだが、交換作業がとっても大変なため、一旦お預かり修理となってしまいました。
液晶パネルの規格が変わってからは、ネジ止め部分が無くなり、パネルの固定はプチルゴムのような両面テープで固定されています。
先日にも同様機種のパネル割れの修理を行いましたが、メーカーさんの修理見積額が9万円だったそうです。
以前なら7万円ほどだったのに9万円、想像ですが、液晶パネルを含む上半身部分をアッセンブル交換するのでしょう。
パネルの交換作業は、経験がない方にはとても危険な作業となるため、修理作業の簡素化なのだろう。
左右の額部分がこれまでと比べると極端に細くなっており、分解する際に折れるのでは?と神経を使います。
幸いな事に、富士通パソコンの場合、額部分に両面テープを使っていないのでちょっとは助かります。
メーカーによっては、細い額部分にも両面テープを使っているモデルのあるので、自力で交換しようとは思わない方が得策だと思います。
薄型軽量化も良いのだが、筐体自体の強度はどんどん落ちている感じがします。
また、リサイクルプラスチックを使っているのか、プラスチックの品質も低下しているのでプラスチック割れも多発傾向です。