起動不能 Dynabook T65/EG 鉾田市
パソコンの起動が出来ないと鉾田市のお客様がご来店されました。
ご家族の写真や動画なども保存してあるのでデータ復旧を優先し、可能ならパソコンの修理もというご要望です。
お客様の目の前で早速診断を開始します。
結果は想定通り、HDDの故障が原因でパソコンを起動するために必要なファイルが破損、又は消失しているのが原因です。
データ復旧については何とか大丈夫そう、パソコン修理については何の問題もないように思います。
パソコンは2017年発売の東芝Dynabook T65/EG、CPUにIntel Core i7搭載というハイスペックモデルです。HDDの簡易検査の結果は上写真の通り。
電源投入回数に対して使用時間が長い、どうやらシャットダウンをあまりしていなかったように思います。
起動、シャットダウンが遅いのでどうしても電源を落とすという事が面倒になってしまうようです。
当社のご提案は、壊れたHDDをSSD 500GBへの換装修理、保存データを復旧して修理後PCに再保存するという内容です。
また、OSは最新のWindows11へとアップグレードを行い、これから数年は使えるように...。
SSDへと換装修理をする事で起動、シャットダウンが速くなるばかりか、レスポンスが劇的に速くなるのでとても使いやすく生まれ変わるのです。
データ復旧作業は想定以上に難航したのですが、何とかデータ復旧は無事に完了。
サンプリングによるランダム検証では破損ファイルは検出されなかったので復旧レベルといてはなかなかだと思います。
修理後は起動に約16秒、シャットダウンに約10秒と劇的に速くなり、タイピングも文字が遅れて表示されるという事が無くなったので快適です。
最近はパソコンの価格が高騰していうと言われていますが、パソコンは海外で製造されているため為替の影響が大きく反映されてしまうのです。
今回のお客様が、家電量販店でデータ復旧とパソコン修理を依頼されると10万円は下らないと思います。
また、メーカー修理のためSSDへの換装修理は行ってもらえませんので動作は遅いままです。
更に、買い替えた場合、同等性能パソコンが約15万円、データ復旧に4万円~5万円、総額20万円位になってしまうでしょう。
最新型パソコンだからと言って劇的に性能がアップしているわけではありません。