ブルースクリーン NEC DA770MAB 水戸市
水戸市のお客様が、パソコンの起動が出来なくなったとご来店されました。
パソコンはNECのオールインデスクトップ PC-DA770MAB、2019年2月発売モデルです。
かなりお安く購入出来たという事なので2019年後期に購入されたのでは?と思われます。
電源を入れるとブルースクリーンになり、その後修復画面が立ち上がります。
システムの復元、コマンドプロンプトで修復するにはマイクロソフトアカウントのパスワードが要求されるのですが、パスワードを失念されているため修復も不能です。
保存データの復旧をしてパソコンを使えるようになればというお客様のご要望です。
NEC PC-DA770MABのスペックは、第8世代 インテル Core i7 8565U(Whiskey Lake) コア数:4コア 8スレッド CPUスコア:6355 メモリ容量:8GB ストレージ容量:HDD:3TB + 16GB Optaneメモリと高性能です。
モニターも23.8型と大型、OSはWindows10、MS Office2019H&B付属というモデルですが、マイクロソフトアカウントがないとMS Officeの再インストールが出来ません。
そこで、お客さんが思い浮かぶパスワードを10通りほどお聞きして試してみる事となりました。
何とか起動さえ出来ればマイクロソフトアカウントの確認が出来るからです。
パスワードすべてを試してみましたが全て使えずです。
マイクロソフトアカウントの確認作業は断念してデータ復旧作業に取り掛かります。
後は、お客様の記憶を辿ってマイクロソフトアカウントを見つける事となりました。
このPC-DA770MABというモデルは、テレビの視聴、録画機能があるため大容量3TBのHDDが搭載されています。
HDD:3TB + 16GB Optaneメモリ(SSD)という構成ですが、OptaneメモリはHDDへのデータ転送速度を少し速くしているだけなのでHDD搭載モデルよりはかなり速くなるようですが、SSD単体に比べるとかなり遅いのです。
また、仕組み自体が複雑になるため起動系のトラブルも多いように思います。
お客様はテレビ視聴がされていないという事なので3TB HDDの使用領域も僅かなため1TBのM.2 NVMe SSDに交換します。
これでパソコンのパフォーマンスも大きく向上するため使いやすいパソコンへと生まれ変わります。
今回採用したM.2 NVMe SSDは読込データ転送速度が最大3500MB/秒と高性能ブランドSSDです。
OSはWindows11をインストールして最新PCへ...。
心配されたマイクロソフトアカウントは、お客様がメインに使われていたメールアドレスだったため失念したパスワードを再設定してアカウント回復成功です。
MS Office2019H&Bのインストールも問題ありません。
失念されていたパスワードですが、 お客さんが思い浮かぶパスワードを10通りの中にありました。
OS不具合で受け付けられなかったのかな?って思われます。
Intel Optaneメモリー+HDDという組み合わせは新しい技術ですが、システムが複雑になれば不具合の可能性も高くなります。
やはりシンプルが一番という事になるのでしょう。
お引き取り時、お客様に動作確認をお願いしましたが、故障前も速かったが次元が違う速さだと大変にお喜びでした。