起動に約10分が約15秒に...。 ESPRIMO D588/TX 水戸市
水戸市内の法人様が、パソコンの起動が遅く、起動後も全く動かないので改善したいとご来店されました。
このお客様は、これまでにも古いパソコン数台の高速化を行っており、しばらく使用していなかったデスクトップパソコンの修理ご依頼です。
パソコンは富士通のデスクトップパソコンESPRIMO D588/TX、第八世代CPUが搭載されているのでそれほど古いというモデルではありません。
搭載ストレージは2.5インチ(ノート用)HDD 500GB、回転数が5400回転/分と遅いので動作が遅いのは仕方がありません。
電源を入れると何分待っても起動しません。
暫く放置してやっと起動するというとっても動作の遅いパソコンです。
更に、起動後の動作も遅いので使い物になりません。
今回の修理内容は、下画像のHDDを取り外してSSDへと換装修理を行います。
クローンを作成するという方法もありますが、SSDのパフォーマンスを最大限引き出すにはoSのクリーンインストールがベストです。
OSインストール後に復旧データを元のルートディレクトリに保存するという作業になります。
当然ですが、OSはWindows11へとアップグレードを行います。
このD588/TXには、幸いNVMe M.2スロットがあるので2.5インチHDDよりデータ読み込み速度が約30倍速いM.2 SSDを搭載します。
データ復旧作業は別作業でパソコン修理と同時進行するのでお預かり当日中に作業は終了予定です。
さすがM.2 SSDはスピードが速い、OSインストール作業はアップデートを含めて1.5時間程度で作業は完了です。
復旧データを元場所に再保存してすべての作業が終了です。
修理後の動作状況ですが、電源ボタンを押して起動に約15秒、レスポンス良くサクサクと動作しています。
動作の遅いパソコンを使用するという事は大変な損をしていると思います。
結局はパソコンを使わなくなる、便利なパソコンの機能を知る事も出来ないので不便なまま、無駄な時間を費やしているという事になってしまうのです。
古いパソコンだからどうしようもない?、そんな事はありません。
古いパソコンでもWindows11をインストールする事は可能なのでお買い換えは不要なのです。