ヒンジ破損?富士通Lifebook AH42/R 水戸市
水戸市のお客様が、ノートパソコンのヒンジの部分が壊れてしまいパネルの開閉が出来ないとお持ち込みされました。
パソコンは、富士通Lifebook AH42/R、型番の最後にMとRがある機種に多い故障です。
後ろから見るとこんな感じ。
ヒンジ部分を抑えながら注意して開けた前面がこんな感じです。
ベゼル部分も割れてしまっています。
ネジ部分のメクラカバーも無くなっていました。
分解してみるとボロボロです。
正確には、ヒンジの破損ではなく、ヒンジを固定している上下ケースの破損です。
液晶ユニットの形状が変わってからこの様な破損は全メーカーで見受けられます。
このモデル後はかなり改善されているので一時期モデルだけがこの様な破損が発生しています。
写真では解かりにくいのですが、底ケースのネジ受け部分が破損、パネル側のヒンジ固定部分が割れて破損しています。
黄色丸部分にネジ受け部分があったのですが、綺麗に取れていました。
元位置に接着剤を使って固定し、更に補強を行います。
本来の姿がこれ!、写真ではパネル側の修理も終わり取り付けた状態です。
パネルが中立するようにヒンジが堅くなっているのですが、根本部分の負荷軽減のためにネジを調整して少し柔らかくします。
これは、強度的にはどうにもならないための再発防止策です。
修理後の写真、割れた部分は接着剤で固定したので綺麗というわけではありませんが、出来る限り違和感なく補修を行いました。
パネルの開閉は、以前に比べるとかなり柔らかくしています。
横から見るとこんな感じです。
補強した部分があるため若干の隙間が空いてしまいました。
また、ケース自体の変形も影響しています。
パネルの開閉は良好、再発防止策も行ったので再発はないと思います。
たたし、当社の案内する扱い方をして頂ければの話です。
同様の破損をさせてしまうお客様の共通点ですが、パネルの角からパネルの開閉をするからなのです。
パネルの開閉は、中央部分を持って開けるように心がけてください。
構造的に弱いという点は何も改善されませんので...。