電源が入らない?NEC NS150/H 水戸市
水戸市のお客様が、パソコンの電源が入らないとお持ち込みされました。
パソコンは、NECのノートパソコンNS150/H、2017年の冬モデルのようです。
早速症状を確認すると?、電源が入らないのではなく起動が出来ないという状態です。
電源ボタンを押すと、NECロゴが現れます。
電源が入らないと、起動が出来ないとは全く症状が異なります。
起動系トラブルの多くはストレージ(HDD)に問題があり、OSの不具合だったり、HDDの故障だったり、各デバイスのドライバー関連に問題があったりと様々です。
お客様は、購入して3年も使っていないのに壊れたという事に対しパソコンってこんなに簡単に壊れるものなのか?と疑問に思われているようですが、パソコンとは、精密機械です。
スマートフォンと比較すると、明らかに使用用途が異なるのです。
いつも携帯するために壊れにくく作られているスマートフォンに対し、携帯、持ち運びを目的にしていないパソコンとでは内部の構造自体が違うのです。
パソコン内には、機械部分がたくさんあり、僅かな衝撃でも壊れてしまう部品が使われています。
価格もスマートフォンに比べるとかなり安価なので仕方がない事なのです。
悪い解釈をすると、パソコンメーカーがある程度使うと壊れる事をしりながら販売しているのではと思われます。
スマートの場合は、代替えサイクルが短いため壊れにくく作られているのでしょう...。
検査の結果、ハードディスクの故障を確認しました。
ハードディスクとは、繊細で壊れやすい精密機械、起動中にパネルを「バチッ」と閉じたり、起動した状態で動かしたりは、パソコンを壊している行為になり危険です。
約購入2年半で使用時間が6131時間と使用頻度も少ないようです。
性能的のも良いとは言えないモデルなので起動にも時間がかかるためあまり使わないのでしょう。
出来る事なら、パソコンは性能の良い物を購入されると使用頻度も増えるため、結果的には安価になるのです。
今回、壊れたハードディスクは高速SSDへと換装修理を行います。
これで、衝撃に強くなるため故障リスクの低下と、劇的にパフォーマンスが向上するため速く使いやすいパソコンへと生まれ変わります。
CPUはCeleronのまま、メモリーも4GBのままですが動作の速さは劇的に良くなりました。
電源投入後約20秒で使えるように、ネットサーフィンもサクサクです。
インターネットが遅い原因はネット回線の問題ではありません。