富士通Lifebook AH56/M ヒンジ破損 ひたちなか市
ひたちなか市のお客様が、ノートパソコンの液晶パネルの部分が破損してしまい「バキッバキッ」としてスムーズにパネルの開閉が出来ないとご来店されました。
パソコンは富士通Lifebook AH56/M、全メーカーに言える事なのでが、2013年当時の発売モデルに多い故障例です。
液晶パネルケースがこんなに開いています。
液晶ユニットの形状が変わった事により、パネルの固定方法が一新され、これまではパネルの横面にネジ止めしたいたのが、全面ネジ止めになったため、パネルの根本部分に負荷がかかるようになってしまいました。
この様な破損をさせてしまう方の共通点は、パネルの開閉を角部分から行うため、左右均等に負荷がかからず、片側一方に負荷がかかってしまうからだと推測しています。
今回の故障は、正確にはヒンジ破損ではなく、液晶トップケースの破損になります。
分解するとヒンジが「ポロッ」と取れてきました。
写真をご覧いただくとお分かりかと思いますが、ネジ受け部分が割れてしまいネジごとヒンジに付いたままです。
取れてしまったヒンジを正確に元場所に取り付けなければなりませんが、割れてしまったプラスチック部分は付け足し、補強などを行い丁寧に取り付けます。
このモデルは、トップカバーがアルミ製なので、わざと傷を付け接着面積を増やします。
ツルツル状態ではがうまく接着が出来ないからです。
元の状態が復活です。
再発防止策として、パネルの開閉を少し柔らかくします。
そうする事で、ヒンジ固定部分にかかる負荷を軽減させる目的です。
無事に修理は完了しましたが、構造的には問題があるので優しく丁寧に扱って頂く必要があります。