画面が点いたり消えたり 東芝AZ55/UB 日立市
液晶パネルを少し動かすと画面が点いたり消えたりすると日立市のお客様がご来店されました。
お客様は、液晶に接続されているケーブルが断線しているのでは?と...。
早速調べてみると、明らかにケーブルが断線しているいるだろうという状態です。
ケーブル部分を少し触るだけで画面が点いたり消えたりします。
液晶ケーブル(LCDケーブル)は、極細のケーブルが十数本束ねられ、太さが2mmほどと、電線した部分を繋げば良いだろうという簡単な問題ではありません。
まずは、ケーブルが見える状態にするには、覆われているテープを剥がすところから作業に取り掛かります。
極細ケーブルなので少し無理をするとケーブルが断線してしまいます。
昔のLCDケーブルであればもっと太かったので作業は楽だったのですが...。
やっとの事でケーブル内の状態が確認出来ました。
若干痛んでいるケーブルもあるのですが、明らかに断線しているケーブルは2本です。
切れた部分には細いケーブルを足してあげなければならないのですが、半田付けも難しく、ケーブル接続だけで30分以上を要してしまいました。
問題なのは、ケーブル接続後のケーブル束の太さです。
当然ですが、ケーブル同士が干渉しないようにテープを使って巻くのですが、ケーブル束の太さが太くなると、元通りパソコン内に収まらなくなるのです。
また、曲がり部分もあるので折角接続したケーブルが断線してしまう可能性さえもあるのです。
心配だった僅かな傷のあったケーブルは断線していなかったようです。
無事元通りに修理完了です。
パネル部分を開けたり締めたりしても画面が消える事はなくなりました。