画面映らず 富士通Lifebook AH42/B2 水戸市個人様
水戸市のお客様が、パソコンが起動出来なくなったとご来店されました。
パソコンは、富士通のノートパソコン Lefebook AH42/B2、2017年5月に発売されたモデルです。
早速症状確認をすると、電源は入るも画面が真っ暗で起動する事が出来ません。
しかし、ハードディスクのアクセルランプが点滅しているため、パソコン自体は起動しているのでは?、と、外部モニターを接続してみます。
予測していた通り、パソコンは問題なく起動していたようです。
画面が映らない場合、液晶ユニット故障、LCDケーブル断線、マザーボード(メイン基板)故障と様々な原因が考えられます。
検証方法としては、まずLCDケーブルの断線確認をするのですが、パソコンを起動した状態でケーブルを触ってみるという方法です。
十数本と極細ケーブルが束ねられたLCDケーブルは、1本が切れただけで画面が映らなくなることが多いのですが、目視で確認する限り折れ曲がり個所が無いので断線は無さそうです。
次に液晶ユニットを交換してみるのですが、症状が変わらなければマザーボードの故障という結論に至ります。
使われていたパネルは、15.6インチHD、コネクタは30ピンタイプのグレア(光沢)パネルです。
15.6インチパネルが搭載されたパソコンは、メインの画面サイズで流通量が多いため、当社では常時数種を在庫しているため、液晶パネル割れなどの修理は最短当日、場合によっては対面修理も可能です。
このLefebook AH42/B2は、液晶パネルを交換するには、一旦液晶部分を取り外して行う必要があり、分解しなければなりません。
分解ついでにパソコン内部のクリーニングも行います。
一番汚れるところはCPUの冷却ファンです。
下写真をご覧いただけるとお分かりかと思いますが、けっこうファンが汚れています。
パソコンとは、発熱するために外気を取り込んで冷却するため、確実にパソコン内部が汚れるのです。
性能の良いパソコンほど空気をたくさん取り込むために内部は信じられないほど汚れているのです。
綺麗にクリーニングをするとこんな感じでです。
不具合の原因は液晶ユニットの故障と判明、新しいパネルに交換すると綺麗な画面が表示されるようになりました。
LEDパネルは寿命が永いのですが、稀に壊れる事もあります。
消耗劣化はほとんどありません。