「NEC」ロゴの後画面が真っ暗 LS150LS1KSW
これまでに何度も当社をご利用頂いているお客様が、ご実家のパソコンが起動出来なくなったとお持ち込みされました。
パソコンは、NEC PC-LS150LS1KSW、ケーズデンキ向け量販店モデルです。
お話をお聞きしたところ、新しくウィルス対策ソフトをインストールしたら起動が出来なくなったという事です。
当然と言えば当然、ウィルス対策ソフトは2つインストールするとパソコンが動かなくなったりします。
また、本来は前ソフトがインストールされたままの場合は、新たにインストール出来なくなっているのが当たり前です。
その新しいウィルス対策ソフト大丈夫?という疑問も...。
お客様のご要望は、出来る限り安価にという事ですが、OSがWindows8.1、これをWindows10へとアップグレードする必要があります。
本来であれば、SSDへの換装修理をおすすめする所ですが、今回は出来る限り安価にというご要望なのでOSの修復作業を試みました。
まずは、後からインストールしてしまったウィルス対策ソフトをアンインストールしたいのだが、起動してくれなければその作業も行えません。
ハードディスクを取り外して別パソコンに接続してウィルスチェックを行います。
その後にメンテナンス作業、いきなりプログラムを削除するという方法は危険なのでハードディスクの最適化をしてパソコンの起動を試みます。
待つこと約30分、極端に遅いながらも起動出来そうな雰囲気なので更に30分ほど待ってみます。
電源を投入して約1時間ほどで何とか起動に成功、その後の動作も極端に遅いのだが、ウィルス対策ソフト2つをアンインストールしました。
再起動をすると、前よりはかなり早くなりましたが、スペック的には非力なパソコンなので起動には5分ほどを要しました。
このパソコンをWindows10へとアップグレードするとOS自体が重いので動作はまた少し遅くなるかもしれませんが、Windows10の方が機能が多く、高齢の方が使うにはWindows8.1より遥かに便利に使えるのです。
最近では、SSD換装修理がほとんどなのでハードディスクモデルは何をしても時間がかかります。
Windows10へのアップグレード、その後のOSアップデートなどで丸2日を要してしまいました。
これがSSDへ換装していれば5時間ほどの時間で済んでいたと思います。
無事に修理完了です。
が...、以前よりは動作が早くなったとは思われますが使いやすいというレベルではありません。
今回は、いつもご利用いただいているお客様なので無料でCPUをアップグレードさせていただきました。
元々はCPUにCeleron 1000M 1.80GHzだったものをCore i5 3210M 2.50GHz 4スレッドに交換しました。
これで20~30%の性能アップが出来たであろうと思われます。
ハードディスクモデルなのでどんなに性能アップしてもたかが知れています。
しかし、修理前と比較すると大幅な高速化が出来たと思います。