ファンエラーで起動不能 富士通AH550/5B
電源を入れるとファンエラーで起動が出来ないとお持ち込み修理依頼です。
メーカーに問い合わせたところ、保守期間終了の為修理不能との回答だったそうです。
パソコンは富士通のノートパソコンAH550/5B、Windows7の初期2010年発売モデルです。
Windows7の32bitパソコンなので貴重なパソコンなので修理をして使い続けたいというご要望です。
富士通ノートパソコンは、他メーカーと比較しても故障が少ないのですが、唯一のウイークポイントが冷却ファンです。
パソコンを冷却するための銅製ヒートシンクの目が少し広いため、パソコン内に埃が入りやすいようです。
その埃が、冷却ファンの劣化を促進しているようです。
電源を入れると、ファンエラー表示は現れず、普通に起動してしまいました。
画面には、富士通のバッテリー制御プログラムのインストールを促す画面が現れました。
これは、古くなったバッテリーの満充電を制御する事で発火などの事故を防止するためのプログラムです。
リチウムイオン電池は、衝撃や熱などで発火する恐れがあるため、満充電をさせないようにしているのです。
冷却ファンに問題がある事は明らかなので、分解してファン周辺を確認します。
予測通り、かなり埃が溜まっていました。
そもそも、このモデルは、内部のお掃除が出来るようにお掃除窓?が付いているのですが、その機能を認識されている方も少ないようです。
ファンを外し、羽を指で回してみてもすぐに停止、通常は数秒間回転し続けるのが普通です。
ファンの交換修理完了です。