動作が遅くて動かない DELL Inspiron3275 常陸大宮市
常陸大宮市の法人様が、パソコンの動作がとにかく遅いので使い物にならない、何とか動作を早くして欲しいとご来店されました。
電源を入れ、操作が可能になるまでに4分以上、その後の動作も遅いため使い物にならないという事です。
パソコンは、DELLのモニター一体型パソコンInspiron3275です。
マイクロソフトOffice2016H&B付きで10万円ほどで購入されたモデルだそうです。
スペック的には、CPUにAMD E2-900e 1.5GHz、メモリー4GB搭載というデスクトップパソコンとしては最低スペック?と言っても言い過ぎではない性能です。
購入モデルの選択失敗と言えるでしょう...。
このパソコンの高速化をするには、ストレージをSSDへと換装修理するしか方法はありません。
CPUは、マザーボードに半田付けされているため交換不可、メモリーも空きスロットがないため交換しか方法がありません。
メモリーは現状のまま、SSD換装修理で高速化をしていきます。
SSD換装修理にも大きく2通りあり、クローン作成、OSのクリーンインストール・データ移行の何れかになります。
クローン作成の場合、クローン元が悪ければそのまま引き継ぐため、想定していたパフォーマンスが得られない事があるため、基本的にはクリーンインストールをお勧めしています。
まず、クローン作成をして動作確認を行います。
結果は、速くなったと実感出来る速さにはなりましたが、想定していたほどではありませんでした。
次に、OSのクリーンインストールという方法でSSD換装修理をして動作確認をします。
結果は、明らかにクローンの場合より動作が速く使いやすくなりました。
やはり、OSのクリーンインストール、データの移行という方法で対応させて頂く事とさせて頂きました。
修理後の状態ですが、電源ボタンを押して約12秒で「PIN」入力、その後約25秒でタスクバーにアイコンが並び操作可能の状態で立ち上がりました。
元々が低スペックなので仕方がないのですが、それでも修理前との比較では劇的に速くなっていると思います。
同じパソコンがもう1台あるとか...。
お仕事で使われているためタイミングをみて次回の修理対応となりました。
OSのクリーンインストール、データ移行という修理の場合、新品のパソコンにデータを移行するというイメージなので、マイクロソフトOfficeの再インストール、無線LANの接続、プリンターなどの周辺機器のセットアップが必要となります。
毎回ですが、マイクロソフトアカウントをしっかりと管理されていない方が多いため、マイクロソフトOfficeの再インストールが大変です。
マイクロソフトアカウントの管理(アカウント、パスワード)はしっかりと行いましょう。