PCは綺麗に...ブルースクリーン NEC LE150/S
お電話で事前にお問合わせがあり、電源を入れると青い画面になり起動が出来なくなった、データ復旧を含めて修理をして欲しいというご要望です。
このお客様は、以前にもパソコントラブルがあり、出張パソコン修理業者に依頼したところ、簡単な操作で問題が解決し、その修理代金2万数千円を支払われたとか...。
簡単な操作で2万数千円?、出張料と診断嶺にプラス技術料?という金額なのかもしれません。
今回のトラブルも簡単な操作で改善されると思われているようです。
ご来店されたお客様のパソコンを診断すると、まさかの電源入れっぱなしです。
ノートパソコンは、電源を入れたまま動かしたりすると簡単に壊れてしまいます。
ノートパソコンは、移動が出来て便利なのですが、それはシャットダウン状態での事、電源を入れたままパネルを閉じたり動かしたりすると壊れてしまう事があるのです。
本来であれば、上写真の黄色枠部分に搭載されているハードディスクのモデル名が表示されるのですが、「Not Present」存在しないと表示が現れます。
ブルースクリーン状態であれば、この部分にハードディスクのモデル名が表示され、データ復旧も安価に対応出来る可能性があったのですが...。
ハードディスクからは異音が発生しています。
この状態になってしまうと重度物理障害で高額なデータ復旧料金が発生してしまいます。
電源を切らずにお持ち込みされたのが原因と考えられます。
また、パソコン全体が酷く汚れていました。
出来る範囲でクリーニングのサービスをしていますが、何より大変だったのがクリーニング作業です。
テープの剥がし跡が綺麗に取れません。
ここまで綺麗にするのが限界でした。
パソコンの修理は問題なく完了しましたが、データ復旧については高額費用がかかるため断念されました。
あまりパソコンを大切に使われていない感じです。
パソコンとは、繊細で壊れやすい家電品です。
優しく丁寧に扱うように心がけましょう。
今回の修理は、SSD換装修理を行ったため、若干乱暴な扱いで壊れる事はありません。
また、動作も劇的に速くなっているのでストレスなく使いやすくなっています。
ハードディスクに異常があるまま使い続けると急速に悪化してしまい、今回のようにデータ復旧が困難になる場合があります。
トラブルの際には、何もせず、何も弄らず専門家にご相談ください。
急激に動作が遅くなった!は注意信号です。