忘れた頃に起動 NEC NS150KAR 水戸市
水戸市のお客様が、パソコンの起動がとにかく遅いとご来店されました。
パソコンは、NECのノートパソコン PC-NS150KAR、2018年の夏モデルで購入してから2年半ほどだそうです。
電源ボタンを押し、起動するのは忘れた頃になるとか...。
当然ですが、そんなに起動が遅いパソコンは使う機会もほとんどなかったそうです。
データサーバー的な使い方だったらしいですが、こんだけ起動が遅ければ使わなくなってしまうは仕方がないかもしれません。
最近になり、パソコンを使う機会が増えたので修理を試みたいという事です。
処理能力という点ではパソコン自体の性能に依存するのですが、起動、シャットダウン、レスポンスという部分ではストレージ(HDD)をSSDへと換装する事で大きく改善される可能性が高いのです。
最近ではSSD搭載モデルも増えてはきましたが、まだ大容量というパソコンはほとんど無いように思います。
動作テストをすると、「NEC」のロゴが出た後が真っ暗なままの画面に...。
暫く放置しておくといつの間にか画面が立ち上がっていた!という感じです。
パソコン自体は、使用頻度も少なくて比較的に新しいモデルなので壊れと思われない方も多いとは思いますが、検査をしたところハードディスクの故障で間違いありません。
詳細を確認すると、使用時間128時間です。
たった128時間使っただけなのにハードディスクが壊れてしまったのです。
壊れてしまった原因としては、パソコンの扱い方だろうか...、ハードディスクは、些細な衝撃でも壊れてしまう繊細な機械なのです。
起動中に液晶パネルを閉じたり、パソコンを動かしたり、シャットダウンせず常にスリープ状態にしたりと、記憶メディアにHDDを使っている場合は注意する必要があるのです。
壊れてしまったのではなく、「壊してしまった!」という表現の方が正解でしょう。
壊れてしまったハードディスクは、衝撃に強く、レスポンスの速いSSDへと換装修理を行います。
写真、動画、年賀状住所録など、保存データの復旧を含めて作業完了です。