2010年製 富士通 FH700/5AT 年賀状住所録も復元
水戸市のお客様が、1年半ほど前にブルースクリーンになり起動が出来なくなったという富士通ESPRIMO FH700/5AT をお持ち込みされました。
お客様のご要望は、保存データを復旧したいという内容です。
データが残ったまま起動出来なくなったのでデータを復旧し、可能なら修理もして今後使えるようになれば更にありがたいという事です。
パソコンは、富士通のモニター一体型PC ESPRIMO FH700/5AT 、2010年6月発売モデルです。
このESPRIMO FH700/5AT の特徴と言えば大型モニターにタッチパネル機能があり、テレビ視聴まで出来るという多機能モデルです。
検査の結果、HDDには物理的な故障は見受けられませんでした。
データを復旧してOSの再インストール、その後に復旧データを戻してあげればパソコン自体は回復出来たのですが...。
そこは、パソコンも古い、修理には時間がかかる、修理に出せば保存データが消えてしまうなどの理由があり、パソコンを買い替えてしまったそうです。
当社の修理内容のご提案は、HDDをSSDへの換装修理、復旧データを元のディレクトリに再保存するという内容です。
HDDは壊れていないのに何故SSDへ換装するの?という疑問をもたれるかと思いますが、OSのアップグレードをするにはパフォーマンスの向上をする必要があるからです。
Windows7は動作も軽く良く出来たOSなのですが、Windows10、Windows11は機能が増えた分OSが重くなり動作が遅くなるからです。
CPU Intel Core i5 M450 2.40Ghz 2コア4スレッド、メモリー4GB搭載という最新モデルと比較すると性能的には良いとは言えませんが、起動に約25秒、シャットダウンに約10秒という速さになりました。
電源ボタンを押して2.3分待つ方も多いのではないかと思います。
11年前の古いモデルでも劇的に速くなるのです。
データが残ったまま眠っているパソコンはありませんか?
パソコンが起動出来ないからと保存データが消えてしまったという考えは大間違いです。