起動するも画面真っ暗 NEC LL870WG 水戸市
水戸市のお客様がパソコンは起動しているようだが画面が真っ暗で何も見えないとご来店されました。
稀に画面が表示される時もあるとか...。
パソコンはNEC PC-LL870WG、2010年1月発売の古いモデルです。
16インチSAMUSUNG製パネルが搭載されているようだが、この16インチは故障も多発しています。
故障の原因はバックライトに接続されているケーブル断線です。
簡単に言えばバックライトとケーブルを繋ぎ直しをすれば良いという事なのだが、そもそも、液晶ユニットは分解出来るようには作られていないのです。
剥がしたり、切ったり、削ったりと経験が無ければ修理は不可能なのです。
液晶パネルの修理は可能のだが、10年以上経過しているパソコンは、HDDの劣化などの問題があり、液晶修理後すぐに壊れてしまう可能性さえもあるため、今回修理をするなら、これから数年使えるように修理をしなければ今回の液晶修理費用が無駄になってしまうという結果になってしまいます。
動作も遅かったとの事なので買い替えをされた方がをご提案させていただきました。
新品パソコンを購入するか、今回しっかりと修理をしてしまうかはお客様の判断になります。
お客様の判定結果は修理をするという方向で決定しました。
判断理由は修理費用が新品購入と比べると費用が約3割、動作も速くなりOSも最新のWindows11になるならと...。
つい数日前にMicrosoft365をサブスクで購入されたばかり、SSDを搭載すればストレスもなくなるだろうと...。
保存データはバックアップ済みなのでSSD搭載、OSインストール、液晶パネル修理と作業時間は4時間ほどで終える事が出来ます。
作業は問題なく完了です。
さすがに最新高性能モデルと比べると起動時間も少し遅いですが、起動に約20秒、シャットダウンに約10秒という感じです。
お客様がお引き取りに来店された際にMicrosoft365のインストールをサポートさせて頂きすべての作業終了です。
お客様は、パソコンも速くなり使いやすくなったと大変お喜びでした。
パソコンは、古くなったからもう駄目?という考え方は間違い、消耗部分を交換して使い続けなければ勿体ないです。