ファン異音?NEC NS850CAB 高速化 水戸市
水戸市のお客様がパソコンを起動させると「ガラガラ」と異音が発生するとご来店されました。
パソコンはNECのノートパソコンPC-NS850CAB、2015年発売の秋冬モデルです。
診断の結果、異音の発生源はCPUクーラーのファンで間違いありません。
ファンの構造は回転軸に羽が付いているのですが、埃などが原因で回転軸が細く摩耗してしまい回転ブレが起きてしてしまい異音を発生させてしまうのです。
改善するにはファンの交換しか修理方法はありません。
お客様のご要望は、異音発生改善と同時にパソコンの高速化です。
高速化についてはSSD換装修理で大きく改善されますが、ファンの交換が出来なければパソコンはお買い換えという事になってしまいます。
メーカーの保守機関が切れているので部品が無いという理由でメーカーでは修理は受け付けてもらえないと思います。
まずは分解してCPUクーラーを取り外してファンの形状を確認して交換用ファンを探します。
運よく同型ファンが見つかったので交換作業に取り掛かります。
分解作業はほぼ全解体、バラバラ状態になるまで分解しなければCPUクーラーにはアクセス出来ません。
CPUファンの交換が完了して動作確認を行います。
異音発生はなくなりファンは快調に回転しており異音発生もなくなりました。
次にパソコンの高速化ですが、このモデルはハイスペックモデルだけにM.2 NVMeタイプのSSDが搭載可能です。
当社で採用するM.2 SSDは、2.5インチタイプのSSDと比べると読込速度が約6倍と高性能の物を採用します。
現状では遅いながらも問題なく稼働する事からクローン作成を行いました。
左側が交換後に取り外したファン、右側が今回採用したM.2 NVMe SSDです。
ベストとしてはOSのクリーンインストールなのだが、今回は保存データや環境をそのまま維持するためにクローン作成という方法で行いました。
クローンを作成する前に元HDDを最適化した後にクローン作成をすれば最大限のパフォーマンスを発揮してくれます。