SMARTエラーVAIO VPCF247FJ 水戸市
水戸市のお客様がパソコンの起動が出来なくなったとご来店されました。
パソコンはSONY VAIO VPCF247FJ、2012年発売モデルで大型ディスプレイ16.4インチ、テレビ視聴機能、nVIDIAビデオチップが搭載されゲームも可能という優れものです。
早速電源を入れて症状の確認をします。
「SMARTエラーがあり、HDDが壊れているのででデータのバックアップをしてください」というようなメッセージが合わられます。
F1を押せば起動出来る事が多いのだが、今回の状態では起動不能でした。
HDDにはSMARTという機能があり、HDDの故障をお知らせしてくれるのです。
お客様のご要望は、保存データの復旧が最優先、パソコンは修理不能なら買い替えるとの事ですが、HDDの故障だけでパソコンを買い替えるのは勿体ないです。
買い替えを検討されていた理由としては、起動、動作が遅いという点からだそうです。
2012年発売モデルでもSSD換装修理で劇的に早く動作するパソコンへと生まれ変わらせる事は可能なのです。
また、最新OSWindows11へのアップグレードも出来るため最新型パソコンと変わらず使い続ける事が出来るのです。
まずは最優先のデータ復旧作業から開始です。
ところが、想定以上にHDDの状態が悪くデータ復旧作業はは難航してしまいます。
データ復旧マシンに取り外したHDDを接続するとマシンが動かなくなってしまうのです。
少し時間をおく事で動き出すという事があるので暫くまってみましたが、1時間たってもマシンは動き出す様子がありません。
いくつかの方法を試しても全く読込む事が出来ません。
出来ればスキャンディスクは行いたくなかったのですが、HDDを元PCに取り付けてOSディスクから起動させてスキャンディスクを走らせます。
念のために3回のスキャンディスクを行い、取り外したHDDをデータ復旧マシンに接続してデータ復旧作業を行います。
前回とは異なり、今度はマシンがスムーズに動いています。
壊れているHDDなので途中でアクセス出来なくなるという事を想定し、優先順位をつけてデータを復旧します。
まずはデスクトップ、次にドキュメントというような流れ最後にブラウザのブックマークです。
データ復旧の見込みがついたのでパソコン修理へと作業を進行します。
保存データ的には500GBのSSDで十分なので500GBのSSDへ...、OSはWindows11をインストールです。
データ復旧もスムーズに進行出来たので修理後パソコンへとデータ移行を行いました。
マイクロソフトオフィスは2010 H&Bをインストール、ブラウザのブックマークをインポートして修理完了です。
お引き取りに来店されたお客様に動作確認をしていただきましたが「夢のよう」とパソコンの速さに感動されておりました。
ボタン配置などが変更になったWindows11の操作方法などをレクチャーさせていただき修理完了です。
因みにですが、起動に約17秒、シャットダウンに約9秒という快適さです。