スタートアップ修復を繰り返す NEC VN770SSW
日立市の法人様が、スタートアップ修復を繰り返してパソコンが起動出来なくなったとご来店されました。
パソコンはNECのモニター一体型PC PC-VN770SSW、2014年の5月に発売されたモデルです。
スペック的には、CPUにIntel Core i7、メモリー8GB、HDD 3TBとテレビ視聴機能のある高性能デスクトップパソコンです。
元OSはWindows8.1でしたがWindows10へとアップグレードされて使われていたようです。
お客様のご要望は、重要なデータが保存されているのでデータ復旧&パソコン修理という内容です。
スタートアップ修復を繰り返して起動出来ない場合、HDDの故障が原因でOSの不具合発生という流れが多いのですが、HDD自体の簡易検査では故障は見受けられませんでしたが、使用時間が38.000時間を超えている事からSSDへと換装修理を行います。
動作が速くなるばかりではなく、地震などの振動にも壊れる事無くお使いいただけます。
また、Windows11へのアップグレードを行ってもSSDを搭載する事で動作が遅くなったりという事がありません。
修理後数年は問題なくお使い頂けるでしょう。
問題だったのは保存データ量です。
ロカールディスクC、Dを合わせると1TBほどあるため最低でも2TBのSSDを搭載する必要があります。
しかし、2TBのSSDは価格的にも高額なため1TBのSSDを搭載する事となりました。
取り外したHDDはお客様は返却させて頂くため、外付けドライブとして使って頂きます。
ローカルディスクC側だけはデータ復旧後の元ルートディレクトリ内にデータ移行を行います。
D側は、外付けドライブとしてお使い頂きます。
修理後は動作はサクサク、起動もシャットダウンも劇的に速くなりました。
OSもWindows11なのでこれから数年はお使いいただけます。
SSDの大きなメリットの一つで、メンテナンスが不要という点です。
パソコンとは、使っていくうちに動作がどんどん遅くなっていくのです。
最適化などのメンテナンスを行わなければ最初は30秒ほどで起動していたパソコンが起動に5分、6分と遅くなってくるのです。
SSDへと換装修理をすれば動作が遅くなるという事がほぼありません。
また、最近福島県浜通りが震源地になる事が多いように思いますが、福島県に近い日立市では揺れが大きくなる事がしばしばです。
揺れや振動、衝撃に強いSSDは地震対策にもなるのです。