動かない Inspiron 3280 データ転送速度約20倍で快速に...。
水戸市のお客様は、パソコンが遅くて使い物にならない、何とか改善出来ないか?とご来店されました。
パソコンはDELLのオールインワンPC Inspiron22 3280です。
搭載CPUはIntel Core i3、メモリー4GB、ストレージは500GBのHDD 2.5インチタイプが搭載されています。
自動的?にWindows11にアップグレードされてから更に動作が遅くなったと...。
電源を入れてPINコードを入力する画面までに数分、その後も暫く待たなければ操作が出来ないという状態です。
エクセルのアイコンをクリックしても反応なし、数分後に立ち上がるという状態です。
Inspiron22 3280は、安価なモデルとして販売されていたので動作が遅いのは仕方がないのですが、それにしても動作が遅すぎです。
当社のご提案は、ストレージ(HDD)をSSDに換装してキビキビ動くように修理を行います。
製品情報を確認すると、高速SSD M.2タイプが使えそうです。
HDDのデータ転送速度は約110MB/秒(読込)、今回搭載するM.2 SSDは3500MB/秒と30倍以上速い物です。
マザーボード次第ですが、悪くても2000MB/秒程度の速度で動いてくれるのでは?と思われます。
赤枠部分が今回搭載したM.2 NVMe SSD 500GBで、黄色枠部分が搭載されていたHDDです。
HDDについては使用データ量を鑑み、故障のリスクもあるので取り外してしまいます。
クローン作成して丸々環境移行という事も検討したのですが、ベストとしてはOSのクリーンインストールなのでなるべく軽く動くように修理を行いました。
起動は、電源ボタンを押して約12秒でPIN入力が可能、すぐに立ち上がります。
シャットダウンが約11秒と劇的に速くなりました。
データ転送速度ですが、やはりカタログ通りの数値が結果としては出ませんでしたが、これはマザーボードのよってなので仕方がありません。
今までのHDDと比べるとデータ転送速度(読込)が21倍速くなったという結果です。
書き込み速度も速いので何をしてもストレスなくお使い頂けるでしょう。
搭載メモリーは4GBのままですが、動作状況では増設は不要です。