2010年モデル Win7 NEC LL750CS3 Windows11に...。
ひたちなか市のお客様が、パソコンの起動が出来なくなってので保存データの復旧をしたいとご来店されました。
パソコンは2010年発売モデルでNEC-PC-LL750CS3KS、型番の最後にKSとあるのでケーズデンキモデルだと思います。
Windows7で動作も遅かったのでデータ復旧が出来ればそれだけでというご要望です。
起動不能の原因はHDDの故障が確定、しかも状態としてはかなり悪い重度の物理障害です。
当社に来店される前に購入した家電量販店にデータ復旧を依頼されたそうですが復旧には至らず、診断、検査料を支払ったそうです。
このレベルの問題では解決できないでしょう。
検査の結果、HDDの故障は確定ですが、画面も綺麗、外見的にも使用年数を感じないほどきれいな状態です。
修理は可能という事をお伝えしたところかなり驚かれていたようですが、10年以上経過したパソコンが修理をする事で使う事が出来るとは思わなかったようです。
家電品の多くで、火災などのトラブルが発生するのは、基盤に使われているアルミ電解コンデンサーだと考えています。
ところが、ノートパソコン内には一部を除きアルミ電解コンデンサーは使われていないのです。
液晶パネルもLEDで長寿命だし、修理をすればまだまだお使い頂けるのです。
今回の修理内容は、HDDをSSDに交換、OSはWindows10をインストールした後にライセンス認証、その後にWindows11へとアップグレードします。
ストレージにはHDDより5倍速いとされているSSDなので修理後の動作はサクサクです。
元々Windows7で使われていたそうなのでインターネットでは使われていなかったそうですが、今後はWindows11なのでネットも使い放題です。
電源を入れてタスクバーにアイコンが並ぶまでに約22秒、シャットダウンが約11秒という速さです。
Windows10なら更に3秒ほどは短縮できたのでは?と思います。