HDD故障 富士通Lifebook AH53/B3笠間市から
笠間市のお客様は、パソコンの起動が出来なくなった、とても重要なデータが保存されているので最悪でもデータの復元をしたいというご要望です。
パソコンは、富士通Lifebook AH53/B3、CPUにIntel Core i7が搭載されたハイスペックモデルです。
2017年11月発売モデルですが、2018年12月に型遅れモデルとして安価に購入されたパソコンだそうです。
型遅れモデルは性能はほぼ変わらないのに数万円もお安くなったりするのでお得です。
パソコンを起動すると青い画面になったり、No bootable deviceとメッセージが現れたりという症状です。
お話をお聞きしたところでHDDの故障とほぼ断定し、すぐにHDDを取り外して検査を行いました。
HDDの物理障害確定です。
すぐにデータ復旧作業にとりかかります。
物理障害の場合、HDDの悪化速度が速いためデータの復旧が出来なくなったり、難しくなったりとあるケースが多々あるのです。
データ復旧の進捗状況を確認すると、保存データ量に対してピックアップ速度がかなり遅いのですが、HDDへのアクセスが停止しなければ何とかデータ復旧はいけそうです。
データ復旧作業と同時進行でパソコンの修理を行います。
この富士通Lifebook AH53/B3には、M.2スロットがあるのでNVMeタイプのM.2 SSDを搭載出来ればHDDよりも30倍近くデータ転送が速くなるので修理後は激変するほど速いパソコンへと生まれ変わります
黄色枠部分がM.2スロットです。
NVMe SSDを搭載したところ認識されず、残念ながらSATAタイプしか搭載出来ないようです。
確かC、DモデルはNVMeが搭載出来たはずのだが...。
仕方なくM.2 SATA SSDとデータ転送速度が同等の2.5インチ1TBのSSDを搭載する事となりました。
パソコンは、1TBのSSDを搭載してWindows11 22H2までアップグレードします。
また、マイクロソフトアカウントもお預かりしたのでMicrosoft Offceのインストール、その他のアプリ(元富士通アプリ)をインストールしてパソコン修理は完了です。
データ復旧ですが、ユーザーデータとしては約50GBと少なかったので数時間で作業を終了する事ができました。
復旧データを元ルートディレクトリに保存し、アプリ関連での起動確認などの作業を行います。
お客様が心配されていたデータはほぼ無事に復活です。
この後に必要な作業は、お客様がお引き取り後にWi-Fi接続、プリンターのインストール、パソコン購入後にインストールされたアプリ関連のインストールだけとなります。