起動に約10分? M.2 NVMe SSD換装修理で別物に...。
パソコンの電源を入れて操作可能になるまでに10分ほどかかるので買い替えた方が良いのかと水戸市のお客様から相談がありました。
NECダイレクトで購入された第8世代CPUが搭載された6年目?のノートパソコンPC-GN212RGです。
スペック的にはCPUにIntel Core i3、メモリー4GB、ストレージ(HDD)1TB、画面サイズが15.6インチLEDという構成です。
Windows10以降は、HDD搭載モデルはみんなこんな感じで動作がかなり遅くなっているようです。
今回の修理内容は、HDDをSSDへと換装修理、Windows11へとアップグレードするためにOSのクリーンインストール、保存データの復旧移行という方法です。
幸いな事に、マイクロソフトアカウントも確認する事が出来たのでマイクロソフトオフィスの再インストールも問題なさそうです。
分解してみてわかった事ですが、このモデルにはM.2 NVMe SSDが搭載出来るのです。
テストでもしっかりと認識されるのでHDD(約110MB/秒)よりも約30倍速いデータ転送速度のM.2 NVMe SSD(約3500MB/秒)が搭載出来ました。
右上の黄色枠部分がHDD、左側の赤枠部分が搭載したM.2 NVMe SSDです。
これで劇的高速化確定、修理後のパソコンにお客様は驚かれる事間違いなしです。
Windows11にするので4GBだったメモリーも8GBへと増設します。
修理後は、電源を押して起動に約20秒、シャットダウンに約10秒とこれまでとは比較にならないほど快適動作です。
タイピングも文字入力がワンテンポ?ツーテンポ?遅れていたのがキーを打つと同時に入力されるのでストレスがなくなります。
動作の遅いパソコンだから壊れた?、古くなったから遅くなった?保存データが多いから動作が遅くなった?、まったく関係ありません。
お客様は、買い替えようと検討中だったが買い替えなくて良かったと大変にお喜びでした。
動作の遅いパソコン、まずはお買い換えする前にご相談ください。
それから、みなさんマイクロソフトアカウントってしっかりと把握されていますか?
マイクロソフトアカウントにはMicrosoft Officeの購入記録があるのです。
ワード、エクセルなどが付属されて販売されているパソコンは、無いものに比べて約2万円ほど価格が高く設定されています。
このアカウントを失念してしまうとワード、エクセルなどが使えなくなるという事になってしまいます。
新に購入するには約4万円ほどの費用が...、またはマイクロソフト365を毎月1400円ほど支払って使うという事になってしまいます。
マイクロソフトオフィスのアカウントは、ワードやエクセルなどを立ち上げると右上に名前があると思いますが、登録メールアドレスをしっかりと記録しておいてください。
更に、最新パソコンではストレージが暗号化されているケースが多いのでマイクロソフトアカウントの管理は必須です。
マイクロソフトアカウントはお金?と思って管理しましょう。