パソコンに詳しい知人製作 自作機 電源入らず 日立市から
日立市からパソコンの電源が入らなとお持ち込みされました。
何台も自作をしているパソコンに詳しい知人にパーツ購入費用を渡して製作してもらった物だそうです。
現物を見てびっくりした事は、本来透明であるはずサイドアクリルパネルが真っ白なのです。
透明のサイドパネルを採用しているケースの場合、保護フィルムが両面に貼られているのが普通、両面の保護フィルムが剥がされていない状態で約3年も使われていたようです。
内部にはLED内臓のファンが点灯するのに意味がありません。
早速電源投入です。
一瞬は入るもののすぐに落ちてしいます。
想定出来る故障個所はマザーボード、電源ユニット、メモリー、ビデオカードとすぐには特定する事が出来ません。
裏面カバーを外すと上写真のようにケーブル類が醜く配線されています。
本当に何台も自作をしているパソコンに詳しい知人だったのだろうか?...、と疑問が湧きました。
パソコン内のファンなどもかなり汚れている状態なので、分解掃除を兼ねてフル分解、再組立てをしてみる事にしました。
勿論、サイドパネルのアクリル板の保護フィルムも剥がして内部が見えるようにします。
分解する際に「あれっ」と疑問符がつく場所がいくつか...、全解体、再組立てで問題解決が出来るような感じがしました。
分解してパーツ類の接触部分を綺麗にクリーニング、ケーブル類のファンなどの干渉を受けないようにしっかりと結束します。
CPUクーラーの羽部分も透明なので綺麗にクリーニングします。
これなら起動時にLEDが綺麗に光るようになるでしょう。
再組立て後に電源ON、無事に起動成功、パソコン内のLEDも綺麗に光っています。
搭載されていたHDDが未固定のままだったのでしっかりと固定し動作確認です。
どうやら組立ミス、パソコン内部の汚れが原因でパソコンの電源が入ってもすぐに切れるという症状になっていたようです。
今回は部品交換はありませんでしたが、お掃除、再組立てでけっこうな時間を要してしまいました。
何より、高額修理費用にならなくて良かったです。