Cドライブ内のデータ移行をしたら起動不能...、Windows11に水戸市
水戸市のお客様がパソコンの起動が出来なくなったとご来店されました。
パソコンは約8年前、当社で販売したオーダーパソコンです。
お話をお聞きしたところ、Cドライブ内の空き容量が少なくなったため、空き容量を増やすために一部のデータをDドライブ内に移行されたそうです。
システムの一部まで移行したためパソコンの起動が出来なくなったのでは?と思われます。
お客様はWindows10のサポートも終了するので新しいパソコンをとお考えだったようですが、今のパソコンと同等クラスで新しく組むと20万円以上の費用を軽く要してしまいます。
パソコン自体は第7世代Intel Core i7搭載なので勿体ない、修理をすれば20%程度の費用でストレージの容量アップ、Windows11での使用可能という事から修理をするという事となりました。
約8年前といえば、SSDも高価なパーツだったため大容量SSDの搭載が難しかったのです。
10年前だと1GB当たり100円位の単価ぐらいだっただろうと思われます。
今では、品質的にはどうかな?といのもありますが中国製であれば1TB SSDが5.6千円
今回の修理は、256GB SATA SSDを1TB M.2 NVMe SSDに交換、OSにWindows11 24H2バージョンをインストールします。
マザーボードが8年前の物なので、M.2 NVMe SSDの最大限パフォーマンスは発揮出来ないとは思いますが、今のSATA SSDよりは間違いなくデータ転送速度は速くなるはずです。
赤枠部分が1TB M.2 NVMe SSDです。
かなり発熱するので冷却用ヒートシンクも装着します。
時々ファンエラーメッセージが現れるのでCPUクーラーも交換しました。
電子部品については劣化という事は考えにくいのですが、ファンみたいな機械部分は劣化して回転速度が遅くなったり、回転が不安定になったりする事があります。
Cドライブ側が約4倍と大きくなったので余裕でたくさんのデータが保存可能となりました。
気になるデータ転送速度ですが、前SSDに比べて約3倍速くなり、起動も速くレスポンスも良くなりました。
SSDのスペック的には約7000MB/秒程度のスピードが出るのですが、そこはマザーボードの性能にも依存してしまうのです。
Gen2規格までしか使えなかったみたいで1770MB/秒でした。(前SSDは約500MB/秒)