認識されない USBメモリーデータ復旧 ひたちなか市
USBメモリーをパソコンに刺しても認識されなくなったと、ひたちなか市のお客様がご来店されました。
Kingston社製USBメモリー、容量は2GBです。
早速動作テストをするために当社パソコンに接続すると、ドライバーのインストールが出来ないため認識されません。
データ領域は一切見えてこないという状態です。
USBメモリーを目視確認すると、何やらセロテープで固定されています。
お客様に、その経緯をお聞きしたところケース(カバー?)が開いてしまうために固定されているとか...。
プラグ部分を確認すると、若干のグラつきがあります。
もしかすると、USBメモリーの基盤破損では?と、USBメモリーを分解してみました。
分解すると、想定通りプラグ部分が見事に折れていました。
心配なのは、この状態で使われていて認識されなくなったとなれば、メモリーチップ、コントロールチップに破損が発生しているケースがあるからです。
折れてしまった所に、当社所有のデータ復旧用ケーブルを接続してデータ復旧作業を行います。
問題なく認識されるようになったものの、データ領域が見えてきません。
ファイルシステム自体に不具合があるようです。
修復作業を行うと保存データが綺麗に見えるようになり、約1.84GBのデータが確認出来ました。
サンプリングによるランダム検証では破損ファイルは見当たりません。
復旧レベルとしては良好と言えます。
USBメモリーは、パソコンに刺した状態でパソコンを動かしたりすると、飛び出ているUSBメモリーを折ってしまうというケースが多数見受けられます。
ISBメモリーの取り扱いには十分注意してください。
というか、大切なデータを何故USBメモリーだけに保存するのか?...。
大切なデータは2個所以上に保存するように心がけましょう。