ファンエラー 富士通ESPRIMO FH77/GD 笠間市
電源を入れると「前回の起動中にファンエラーが発生しました」というメッセージが現れるようになったと笠間市の法人様がお持ち込みされました。
パソコンは、富士通のモニター一体型パソコンESPRIMO FH77/GD、大型画面でCPUにIntel Corei7を搭載したハイスペックモデルです。
「F1」キーを押せば通常起動が出来るのでそのまま使われていたそうです。
「前回の起動中にファンエラーが発生しました」とメッセージが出て通常起動が出来なくしているのは、マザーボードを保護するためです。
「F1」キーを押して通常起動をしてしまうと、パソコン内の冷却不足による発熱で基盤を壊してしまいます。
同様のメッセージが現れたら早めに修理をしてください。
CPUファンがかなり汚れています。
ファンが壊れているのは間違いありませんが、回転軸が埃で摩耗して細くなるため回転ブレが発生したり、ファンの羽が外装ケースに当たってしまい回転出来なくなったりという現象になります。
埃は、細かな砂と同じで回転軸を摩耗させてしまうのです。
富士通パソコンの場合、親切にお掃除機能があるのですが、定期的にお掃除をしていないのが現状の様です。
パソコンとは、発熱するために外気を吸い込んで冷却しています。
当然ですが、部屋内の埃やゴミも同時に吸い込んでいるのです。
定期的にお掃除をする必要があるのですがほとんどの方は、お掃除機能を知らずに放置されたままになっています。
回転軸が摩耗しており外側ケースに当たってしまいます。
このファンを交換すれば修理完了です。
富士通製パソコンは、マザーボードの故障はほとんどないのですが、唯一のウイークポイントはこの冷却ファンですね...。