電源入るも画面映らず マウスコンピュータ G-Tune
ひたちなか市のお客様が、パソコンの電源は入るが画面に何も映らない、稀に起動する事があるとご来店されました。
パソコンは、メイドインジャパン、手作りだとCMしているマウスコンピュータのG-Tuneというゲーミングパソコンです。
メイドインジャパン?、日本で組み立て、最終工程を行っていればメイドインジャパンと宣言出来るのかもしれませんが、使われているパーツの生産国はほとんどが中国、パーツメーカーもアメリカ、台湾、中国と、日本製のパーツを見つける事が出来ません。
中には全て日本製と勘違いしてしまう方も少なくないと思います。
誇大広告?でしょうかね...。
HPのメイドインTOKYOだったり...納得していないのは私だけ?
当社としては、またマウスコンピュータの修理依頼がやって来た!とい感じです。
早速症状確認を行います。
まず電源投入が可能か?、画面には何かが表示されるか?、ビデオカードを外してオンボードではどうか?、メモリーを交換してどうか?...、電源ユニットの故障も考えられますが、当社の修理経験上ではマザーボードの故障と想定して修理を行っていきます。
これまで数万台という修理経験の中で、マウスコンピュータの故障例ではマザーボード故障が確率的に高いからです。
CPUの故障も想定出来ますが、Intel製CPUの故障例はほぼありません。
同型のマザーボードが入手出来るのがベストなのだが、マウスコンピュータ向けのマザーボードなので入手不可です。
当社で在庫しているASUS製マザーボードと交換します。
取り外したInteL純正CPUファンは爪固定なので、一旦取り外すと密着力が低下したり、ファンの回転音が煩かったりするのでクーラーマスター製新品ファンに交換します。
お客様が購入され、自力でSSD化を試みたそうですが失敗されたというSAMSUNG製SSDにOSをインストールします。
使われていたMSI製マザーボード、メーカーサイトを調べてみるとZ97-S01とい製品は見当たりません。
マウスコンピュータ向けに生産されたボードのようです。
まあ~、安価に作られているのだろう、毎回同型マザーボードが壊れて修理にやってきています。
当社ではMSI製マザーボードは絶対に使いません。
修理は無事に完了です。
これまでの修理経験の積み上げが故障個所特定に役立つのです。
例えば、優秀な医師の方は、様々な症例に遭遇してきたため病名判断、その処置、治療方法も知っている、パソコンの修理も同様で、このメーカーのこの機種はとかの故障傾向もある程度知っているから事前の見積もりもほぼ間違いないのです。
メーカー製パソコンには高品質な物はほぼ存在しません。
パーツは、メーカーが製品として日本の正規代理店が販売している高品質の物を使えばマザーボード故障なんていうお粗末な壊れ方はほぼあり得ないのです。