電源が入らない 富士通AH/45R 水戸市
水戸市のお客様が、パソコン使用中に「プツッ」と切れてその後は電源が入らないとご来店されました。
このパソコンは、これまでにハードディスクの故障、ヒンジ部分の破損など、当社で2度の修理を行っている物です。
今回は、パソコンの買い替えを検討されており、保存データの復旧をしたいというお客様のご要望です。
パソコンは富士通のノートパソコンAH45/Rです。
電源が入らない場合、最初にチェックするのがACアダプターですが問題ありません。
次に想定できる故障はマザーボードなのですが、当社の修理経験ではこのAH45/Rのマザーボード故障には遭遇した事がありません。
言い換えれば、壊れにくいマザーボードという事です。
それ以外の故障個所としては、DCジャック破損、ケーブル断線が考えられます。
分解してDCジャックケーブルを外してみると断線してるようには見受けられませんが、導通テストをすると19Vが検出されません。
見た目には問題なさそうなDCジャックケーブルが断線しているのは明らかなようです。
収縮チューブで覆われた部分を綺麗に取り除くと「ポロッ」と、接続部分が綺麗に取れてしまいました。
この部分の断線が原因で電源が入らなくなっていたのです。
お客様は、このパソコンは速くて何の不満もない、修理可能なら修理をして使い続けたいというご要望です。
前回、ハードディスクが壊れた際にSSDへと換装修理を行っているので速くて快適なはずです。
切れていた接続部分は、少し堅めの収縮チューブを使って接続部分が動かないようにします。
これで元通りに組み立てれば修理完了です。
これで元通りにパソコンが復活です。
家電量販店に持ち込んでも、メーカー側の保守期間が過ぎているので修理を受け付けてもらえないモデルです。
当然、お買い換え、データ復旧移行となればとんでもない高額となってしまうでしょう。