新品Lenovo IdeaPad L340を高速化
城里町のお客様が、パソコンの電源が入ったり切れたりを繰り返すとご来店されました。
パソコンは、NEC LL750HS3EW、2年ほど前にハードが壊れてしまい、当社でSSDへと換装修理をさせて頂きましたが、今回は、運悪く別の問題の故障のようです。
詳しく検査をすると、今回はマザーボードの故障と判定、パソコンの修理は断念され、保存データの復旧移行という流れとなりました。
お客様は、最近になって新しいパソコンを購入されており、ほとんど使われていないとか...。
パソコンは、Lenovo IdeaPad L340、CPUにはIntel Core i7、ｎVIDIAのビデオチップが搭載されたはースペックモデルです。
ストレージには、インテルオプティオンメモリーが採用されているため動作は劇的に速いはずなのだが...。
電源を入れてパソコンが起動、操作可能になるまでに約40秒から50秒？、インテルオプティオンメモリーは速いはずだが...。
壊れてしまったパソコンの方が遥かに速くて快適だったそうです。
上写真の黄色枠部分がインテルオプティオンメモリーです。
結局のところ、動作するのはHDDですから、この部分が速くならなければ動作は速くならないのです。
インテルオプティオンメモリーは、HDDまでのデータ転送を少し助けているだけの機能しかなく、書き込みに関しては全く効果を発揮しないのです。
SSD搭載？と、販売されている場合もあり、パソコンに疎い方にとっては速いと感じるかもしれませんが、本当に意味でSSD効果を実感されている方にとっては「えっ？」という感じなのです。
お客様のご要望は、壊れたパソコンに搭載されているSSDを、新品Lenovo IdeaPad L340に換装して欲しいという内容です。
しかし、当たり前の事ですが、SSDを新しいパソコンに移植をしてもパソコンは動作出来ません。
まずは、新しいパソコンに搭載されているHDD 1TBを500GBのSSDへとクローン作成を行います。
今回は効果のないインテルオプティオンメモリーは無視してしまいます。
クローン作成が完了した後にHDDと交換して起動確認を行い、問題なければ予めバックアップを取っていた保存データを新しいパソコンへとデータ移行を行います。
作業終了後のLenovo IdeaPad L340は、起動に約16秒から20秒と劇的に起動が速くなり、レスポンス良く動作しています。
動作が速いと思って購入したインテルオプティオンメモリー搭載パソコン、2.5インチSATA接続のSSDにも速さで負けているのです。
高速のM.2 MVMe SSDを搭載すれば更に速いパソコンになるのだが...。
SSD搭載だから高速だ！と、思ったら大間違い、SSDにも種類があり、先日来店されたお客様のDELL PCは、M.2 SATA接続のSSDが搭載されていました。
M.2は速い？M.2 SATAのデータ転送速度は2.5インチタイプと同等なのです。
