Windows旗マーク後に画面が真っ暗 HP ProBook 4530S
日立市のお客様が、パソコンの起動が出来なくなってしまったとご来店されました。
重要な保存データもあるので何とかして欲しいというご要望です。
症状を確認する前に問診?、どういった経緯でこのようになってしまったのかをお聞きしたところ、Windows10へのアップグレードを行った後に起動が出来なくなってしまったとの事...。
であれば、修復で元通りに戻せるのでは?...。
しかし、システムの復元でも改善されない、コマンドプロンプトで修復をするも改善されません。
次に、ハードディスクを取り外して簡易検査を行ってみます。
やはりハードディスクが物理的に故障しているようです。
パソコンはHP ProBook 4530S、第二世代CPUが搭載されているので2011年製かと思われます。
使用時間が635時間とあまり使われていなかったようなので衝撃が原因で壊れてしまったのだろうと思われます。
データ復旧は若干の破損、消失があるかもしれませんがほぼ復旧可能だろうと思われます。
OSは最新のWindows11をインストールしました。
壊れたハードディスクは500GBのSSDへと換装修理を行いました。
復旧データを元場所に保存、動作テストを数時間、Windows10の時とは違って11では不具合は見受けられないようです。
そもそも、パソコンの健康状態が悪ければOSのアップグレードで起動が出来なくなってしまうのは仕方のない事なのです。
データ復旧レベルもかなり良かったので元場所に再保存して作業終了です。
SSD換装修理で動作は劇的に速くなったのですが、想定していたほどではなかったのでCPU Celeron B840 1.90GHz 2コア2スレッドをi5 2410M 2.30GHz 2コア4スレッドに交換させて頂きました。
CPUは余っていた物なのでCPU交換は無料です。
Celeronの時と比べるとパソコンの動作は格段に速くなりました。
お客様には「SSDで速くなりますよ」と説明していたので満足できる性能へとグレードアップ出来ました。
対応可能なIntel Core i7もあったのですが、ACアダプターの容量不足になるのでi5への交換です。