電源入らず 東芝dynabook R731神栖市から
神栖市の法人様が壊れているパソコンを3台お持ち込みされました。
その中の1台で電源が入らないのでデータ復旧をしたいという案件の紹介です。
パソコンは東芝dynabook R731/36B、2011年発売、13.3インチモニターのモバイルPCです。
症状を確認すると、電源は入って起動しているようだが画面は真っ暗なままです。
データ復旧のご依頼だったが、修理可能なら今後も使い続けたいというご要望なので詳しく検査を行いました。
外部モニターを接続すると起動画面が現れます。
液晶ユニットの故障?、分解して内部を確認すると、液晶側のLCDケーブルコネクタが外れていました。
コネクタ部分は基本的にはテープで固定されているのですが、テープの粘着力が低下してために外れてしまったのだろうと思われます。
コネクタ部分の再取り付けを行い、テープでしっかりと固定すると問題なく起動画面が現れました。
動作を速くしないという要望もあったのでSSDにクローン作成をし、その後にWindows7からOSのアップグレードを行います。
念のためにHDDの検査をしたところ、HDD自体にも不良セクタがたくさんでした。
しかし、数年眠ったままだったのでパスワードを失念されておりパスワード入力画面から先には進めません。
仕方なく、保存データを復旧してOSインストール後に元のルートディレクトリに再保存するという方法となりました。
一旦はWindows10をインストールして復旧データを元場所に戻します。
その後にWindows11へとアップグレードを行いました。
何故?、一旦Windows10をインストール?と思われるでしょうが、これには理由があるのです。
また、Windows11のインストール要件を満たしていない古いモデルですが問題なくインストールは可能なのです。
Windows7の時に比べて画面配置が少し異なりますが、基本的な操作は大きく変わることはありません。
Windows10の無料アップグレードの時の様なトラブルも今のところは確認出来ません。
Windows11へのアップグレードはオススメです。
SSD効果もあり2011年発売の古いモデルでも動作はサクサクです。