ブルスクで起動不能 年賀状住所録も復元 T75/AG 水戸市
水戸市のお客様が、電源を入れると青い画面にQRコードが表示されて起動が出来ないとご来店されました。
パソコンは東芝Dynabook T75/AG、CPUにはIntel Core i7が搭載され、画面もFullHDと高解像度のハイスペックモデルです。
お客様のご要望は、保存データの復旧とパソコン修理、出来る事なら動作の高速化もという内容です。
起動系トラブルの多くはHDDに問題があり、物理的な故障だったり、OS自体の不具合だったりと様々です。
HDDの検査の結果は異状なし、ブルースクリーンの別問題としてはメモリー不良なども考えられます。
ブルースクリーンの原因はOSの不具合と思われ、HDD自体は故障無し、稼働時間も短いため交換するには勿体ないのですが、高速化も要望されているのでSSDへと換装修理を行います。
その前に、マイクロソフトアカウントの確認です。
お客様の記憶にあるアカウント、パスワードをお聞きしておきますが、元の状態で起動が出来るように試みます。
修復作業に数時間、再起動をするも元状態での起動は出来ず、同じくブルースクリーンになってしまいました。
この段階で元状態での起動は断念、SSDに交換してOSのインストール作業に取り掛かります。
ブルースクリーンの原因の一つにメモリーもあったのでは?、と思われるでしょうが、メモリー不良があればOSのインストール段階で結果が分かってしまうのです。
OSインストールに失敗すればメモリー不良、他デバイス不良などの問題が発見されます。
OSのインストール作業は、まずWindows10の1903バージョンをインストールし、マイクロソフトオフィス、その他のアプリ関連のインストール、旧HDDからの復旧データの移行、Windowsアップデートなどなど、とりあえずWindows10で動作を確認した後にWindows11へとアップグレードを行います。
何でWindows10の1903バージョンなの?と疑問もあるでしょうが、これには理由があるのです。
OSのインストール、復旧データ移行、Windowsアップデート、Windows11へのアップグレードと作業は問題なく終了です。
この時期、年賀状の住所録も重要なデータなので元通りに復活出来ました。
心配だったマイクロソフトアカウントもお客様の記憶されていたもので大丈夫でした。
起動もシャットダウンが速いのは当然ですが、レスポンスも速いので何をしても動作はサクサクです。
お客様の要望されていた事全てが解決です。
画面が黒ベースになっていますが、これはマイクロソフトアカウントに記憶された設定が反映されています。