ブルースクリーンで起動不能 Surface Pro7 笠間市
笠間市のお客様が、電源を入れるとブルースクリーンになり起動が出来ないとご来店されました。
パソコンはMicroSoft Surface Pro7、2021年購入モデルだそうです。
早速症状確認をすると、お客様の仰る通りブルースクリーンが現れて起動する事が出来ません。
OSの修復で問題解決が出来そうなので試みると48桁の回復キーの入力を求められるため対処方法がありません。
幸い、お客様がマイクロソフトアカウントを所持されていたので別パソコンでサインインして回復キーを探し出しました。
回復キーを入力してシステムの復元を試みると失敗、次にデータを残して初期化を試みるも失敗、次に保存データを失ってもとお客様のご了解を頂きデータを削除して初期化を試みるも失敗です。
ここで最終手段、Windows10のブートメディアを使ってOSの新規インストールを行います。
Windows10のインストールは順調に進行して問題なく完了です。
しかし、ここで問題が発生です。
無線LANが繋がらない、Windows10のOSにはSurface Pro7用のドライバーが入っていないようです。
USBタイプの無線LANアダプターがあれば問題解決なのだが、先日お客様に貸し出ししており買ってくるしか方法がありません。
もしや?、Windows11ならドライバーがあるかも?と、このままWindows11へとアップグレードを行いました。
予測は的中、無線LANの接続が出来るようになり、必要なドライバーのインストールが可能となりました。
Windowsアップデートで必要なドライバーは全てネット上でダウンロード、インストールが完了です。
ここまで進行出来れば残る作業はMS Officeのインストールだけです。
マイクロソフトアカウントも問題ないので無事に作業は完了です。
Surface購入店、マイクロソフトサポートにも相談されたそうですが問題解決には至らないので買い替えも検討されていたそうですが、当社にご来店され全ての問題が解決されました。
今回のトラブルの原因はOSの不具合ですが、その要因はBitLockerのバグ?なのでは?と考えています。
何故なら、同様のトラブルが比較的に多いからです。
BitLockerとは、ストレージ(HDD、SSD)を暗号化して保存データを保護する仕組みですが、パソコンを使われている方がBitLockerで暗号化されている事を認識されていないケースが多いようです。
お使いのパソコンを確認するようにし、回復キーを写真撮影、またはプリントされて保存してください。
パソコン内に保存されるなら別パソコンに...、起動出来なくなれば使っているパソコンに保存しても全く意味のない物になってしまいます。