Windowsアップデートに失敗する NEC VersaPro VF-F
水戸市のお客様がWindowsアップデートに失敗するとご来店されました。
パソコンはNEC VersaPro VF-F、数年前、動作を速くするためにSSD換装修理をさせていただいたパソコンです。
Windowsアップデートに失敗する問題を解決するための修復をしたのですが問題解決が出来ません。
OS自体に不具合があるのは間違いありません。
ハード的部分には不具合がないため、確実に、手っ取り早く修復する方法はOSの再インストールです。
保存データもあるので一旦バックアップを取ったうえでSSD内の初期化、OSの再インストールという流れになります。
前回は、元々のWindows8からアップグレードしてWindows10のインストールを行いましたが、今回は最新OSのWindows11をインストールします。
しかしここで問題点が...。
搭載CPUがIntel Celeron B800 1.50GHz 2コアだと明らかに性能不足のためにWindows11へのアップデートは失敗するのです。
最新OS Windows11はWindows10より重くなるため低スペックモデルでは動作がかなり遅くなってしまうからです。
Windows11をインストールするための要件はこういった性能的な部分もあり要件をつけているのだと思います。
そこで、性能不足を改善するためにCPUのグレードアップも行いました。
交換したCPUは、Intel Core i3 2350M 2.30GHz 2コア4スレッドです。ベースクロック数だけを比較しても50%ほど性能がアップしているのでは?。
Celeron B800の時と Core i3 2350Mの時とを動作検証した結果差は歴然でした。
Celeron B800は、起動も遅く、起動後の動作もまったりです。
Core i3 2350Mは、これまでのWindows10だった時より少し速くなったように感じました。
購入してから約9年、そろそろ買い替えもとお考えだったそうですがまだまだ現役でお使いいただけます。
パソコンにはたくさんの半導体が使われていま、CPU、メモリー、LED液晶パネルなどなど、半導体は稀に壊れる事はありますが、劣化や消耗をする事はないと言われています。
もう10年使ったから...、と、全体的に劣化したのではなく一部だけなのです。