起動×富士通AH79/D3 Optaneメモリー+SSD 速いはずが...。
水戸市のお客様がパソコンの起動が出来ないとご来店されました。
パソコンは富士通のノートパソコンLifebook AH79/D3とハイスペックモデルです。
ストレージにはインテル® Optane™ メモリー+SSDというハイブリッドSSD?が搭載されており、起動が劇的に速いというパソコンです。
電源を入れると、ブート可能なデバイスが見つからないという旨のメッセージが現れます。
SSDを取り外して検査をすると、ドライブ内が空状態です。
OSが消失?、あまり遭遇しない故障です。
簡易検査では不良は見受けられません。
お客様は保存データは不要という事なのでOSの再インストールで問題解決かもしれませんが、一度トラブルの発生したストレージは再発する可能性があるためSSDの交換修理を行います。
当社で採用するSSDは、価格を考慮しながら出来る限り性能の良い物を採用しています。
インテル® Optane™ メモリー+SSDというのは高額で入手も難しいので使えません。
もしかすると、以前より起動、動作が遅くなるかも?と思いながら修理に取り掛かります。
高性能モデルなので修理も早く終える事が出来ました。
Windows11へのアップグレードは要望されていなかったのでWindows10で修理を行いました。
修理後にストレージ(SSD)の性能チェックを行いました。
データ読込速度3340.64MB/秒、データ書き込み速度2464.70MB/秒というスコアです。
2.5インチHDDの約30倍の速さです。
気になったので元々搭載されていたインテル® Optane™ メモリー+SSDのスコア計測を行ってみました。
どんだけ速いのかと思ったら...、当社採用SSDに比べて半分以下の速度です。
インテル® Optane™ メモリー+SSDだから間違いなく速いはずなのだが...、意外にもかなり遅かったようです。
残念。