遅くて使えない NEC NS150EAW-KS 水戸市
水戸市のお客様が、パソコンの動作が遅くて使えない、何とか改善出来ないかとご来店されました。
パソコンはNECのノートパソコンPC-NS150EAW-KS、2016年5月発売モデル、型番の最後に-KSとあるのはケーズデンキ向け家電量販店モデルという事です。
動作が遅いのは性能的な事なので仕方がないのですが、ストレージ(HDD)をSSDへと換装修理をする事で大きく改善されるのです。
スペック的には画面サイズ:15.6型(インチ) CPU:インテル Celeron Dual-Core 3855U(Skylake)/1.6GHz/2コア CPUスコア:1237 ストレージ容量:HDD:1TB メモリ容量:4GB、搭載CPUがCeleronなので非力なパソコンです。
現状の動作確認をすると、確かに起動も遅く、起動後の操作でもアプリが起動するまでにかなりの時間を要します。
また、マイクロソフトアカウントに不備があり修正も必要です。
今回の施術方法は、現状HDDの最適化をおこなった後にSSDへとクローン作成を行います。
保存データ量から1TBだったHDDを500GBのSSDへとクローンを作成します。
無駄を出さない!、容量の大きなSSDは価格も大きく高騰してしまうからです。
元HDDの最適化で約2時間、現状のままマイクロソフトアカウントの修正を行い、必要のないアプリ関連のアンインストールを行いクローン作成に取り掛かります。
出来上がったクローンSSDをパソコンに装着するのですが、以前のパソコンのように簡単には交換が出来ません。
キーボードを外し、底ネジ全部を取り外し、上ケース部分の取り外しをしてやっとHDDにアクセス出来ます。
ケーブル類の取り外しも数カ所あるので丁寧に分解する必要があります。
クローンSSDでの起動、動作確認後にWindows11へとアップグレードします。
Windows10に比べるとOS自体の機能が増えている分動作が重くなるので4GBだったメモリーに8GBを追加して12GBに増設しました。
これで動作は劇的に速く、とっても使いやすくなりました。
タスクバーの表示は、Windows10と違和感なくお使い頂けるように左寄せにさせて頂きました。
起動も速く、アプリ関連の起動も劇的に速くなり、いつまで待っても立ち上がって来なかったというエクセルのあっという間に立ち上がります。
性能的にはもうちょっと上位のパソコンを購入された方が良かったのかな?って思いますが、HDD搭載モデルの動作が遅いのはどんなに高性能モデルでも同じ事でしょう。
動作の遅いパソコンを使うという事は様々な面から大きく損をしている!って私は思っています。