劇的ビフォーアフター11年前モデルNEC LS150DS6B
茨城町のお客様が、パソコンが遅くてどうしようもない、買い替えた方が良いのか?、修理をすれば快適に使えるようになるのか?とご来店されました。
パソコンはNECのノートパソコンPC-LS150DS6B、2011年2月発売11年前モデルです。
パソコンを使う日には朝のうちに電源を入れておくのだそう...。
ご予算に余裕があるなら当然お買い換えをお勧めしますが、保存データの復旧移行作業などを含めると十数万円は覚悟する必要があります。
使用目的はネット、ワード、エクセルなどの比較的に軽い作業だそうです。
OS自体はWindows7からアップグレードされてWindows10で使われているようです。
早速状態の確認作業です。
電源を入れ「NEC」ロゴが現れた後がとにかく遅い。
起動には5分以上を要し、起動後の操作も少し待たなければパソコンが動かないという状態です。
そもそもパソコンとは、使われている方が定期的にメンテナンスをする必要があり、使いっぱなしではどんどんと動作が遅くなっていくのです。
また、古いパソコンだから寿命?と考えるのは間違いで、壊れる部分のトップはストレージ(HDD)なのです。
だったら、ストレージ(HDD)を約5倍速いというSSDへと換装修理をすれば劇的に動作が速くなるのです。
PC-LS150DS6Bの元スペックは、画面サイズ:15.6型(インチ) CPU:Pentium Dual-Core P6200/2.13GHz/2コア メモリ容量:2GB ビデオチップ:Intel HD Graphics OS:Windows 7 Home Premium 64bit。
CPUがPentium P6200なので力不足、メモリーも2GBなので少し足りません。
今回の修理は、メモリー増設、SSD換装修理(クローン対応)、Windows11へのアップグレードという内容になります。
とにかく遅いのですが、ストレージ(HDD)自体は物理的には壊れてはおりません。
まずはHDDの最適化を行った後にクローン作成を実行します。
お客様には劇的に速くなりますと宣言したので出来る限り速くなるようCPUの換装も行います。
在庫を確認すると、搭載可能なIntel Core i5-450M 2コア4スレッド 2.40GHz(ターボブースト時2.66GHz)があったので交換します。
消費電力もP6200と同等なのでACアダプターもそのままで使えそうです。
因みにPentium P6200は2コア 2.16GHzというスペックです。
Core i5-450Mは2コア4スレッド(4個のCPU)でターボヴースト時のベースクロックも25%上昇するのでかなりの効果が見込めます。
上写真は取り外したCPU Pentium P6200です。
修理後は起動に約25秒、シャットダウンに約14秒、画面が立ち上がったらすぐに操作が可能と劇的ビフォーアフターです。
古いパソコンだからと言って諦めないでください。
修理方法次第では別物に生まれ変わらせることが可能なのです。
最新OS Windows11へのアップグレードさえ出来てしまうのです。