中古PC購入約1年「 no boot...。」起動せず CF-SZ6
城里町のお客様がパソコンの起動が出来ないとご来店されました。
パソコンはPanasonic Lets note CF-SZ6、1年ほど前に中古で購入され、2週間ほど前に同じ状態になってしまったのですが、購入店が保証期間扱いで修理をしてくれたらしいです。
パーツの交換はせずにOSの再インストールをしただけなのでしょう...。
Panasonic Lets noteは、モバイルPCとして多くの企業に愛用されているため多くのリースアップ中古PCが流通するようです。
リースアップ品は、初期化やパーツのグレードアップなどを行い高額PCとして流通するようですが、問題は使われるパーツなのです。
今回のPanasonic Lets note CF-SZ6は、電源を入れると「no boot device...」というメッセージあが現れるのですが、「起動するために必要なデバイスが無いよ!」という事です。
要するに、ストレージ(HDDorSSD)が見つからないのです。
中古として販売されているPCでは、品質的にはどうかな?という安価なパーツが使われるため短期間で壊れて修理依頼が多数あります。
故障原因はストレージですから分解してどこのメーカーの物が使われているのか確認します。
使われていたのは「WINTEN」、販売しているのは日本企業のようですが製造しているのはおそらく中国でしょう...。
流通販売価格も調べてみましたが、有名ブランドのSSDと比べ半額以下で購入できてしまいます。
安いには理由があるのです...。
つい最近でも中国メーカーBMAX製PCのSSDが壊れていたという事例がありました。
もっと驚いた事では、新品パソコンに第三世代(10年前)のIntel Core i7が搭載されていたとありえないパソコンにも遭遇しました。(中国恐るべし...)
SSDを有名ブランド製(価格2倍以上)の物に交換してOSのインストール、OSアップグレード、Windowsアップデートなど数時間の作業では何の問題もありません。
リカバリー用に起動ディスク、バックアップデータが保存されているというポータブルHDDを持参されたのですが、起動用USBの中身が空っぽで何もできませんでした...。
購入時にインストールされていたマイクロソフトオフィスはランセンスが無いため再インストールは出来ません。
おそらくは不正アカウントでインストールされた物でしょう...。
Panasonic Lets noteはm普通に新品を購入すると確実に20万円以上はすると思いますが、今回のPanasonic Lets note SZ6も中古で7万円以上で購入されたそうです。