データ転送速度が約8倍速くなった 富士通 FH-X/C3
茨城町のお客様が、画面の下の方に横線が数本入るようになってしまったとご来店されました。
パソコンは富士通のモニター一体型PC ESPLIMO FH-X/C3、CPUにはIntel Core i7 8750H、メモリー8GB、ストレージは3TB HDD + 16GB Optaneメモリ、画面は大型27インチと、購入時価格は30万円ほどしたのでは?と思われます。
症状を確認すると、画面下方に横ラインが数本あり、微妙に上下しています。
液晶パネルは交換が必要です。
お客様は、動作が速いパソコンのはずだがそれほどでもなくご不満のようです。
今回の修理内容は、液晶パネル交換、パソコンの高速化です。
高速化の内容は、現在のストレージ3TB HDD + 16GB Optaneメモリを3TB HDD + 500GB NVMe SSDへと換装修理を行い、保存データの移行作業を行います。
修理前に3TB HDD + 16GB Optaneメモリのデータ転送速度を計測してみたのが下写真です。
HDD単体でのデータ転送速度(読込)は約150MB/秒なのでHDD + Optaneメモリという構成で377.66MBと、ガッカリするようなスコアです。
次に、HDD+NVMe SSDのスコアが下写真です。
HDD + Optaneメモリという構成は、確実にHDD単体モデルよりは高速なのだが期待するような速さではない!という事かな?
HDD + Optaneメモリが377.66MB/秒、HDD + NVMe SSDが3061.45MB/秒と8倍以上も高速です。
これで、まったりした動きのパソコンは劇的に速くなりました。
液晶パネルの交換は、部品の到着に時間を要しましたが問題なく完了です。
保護フィルムは貼ったままの状態です。