修理して使える?富士通AH42/A3 水戸市
水戸市のお客様が、最近になってパソコンを使う用事が出来たので暫く使っていなかったパソコンを起動したところ動作が遅くて使えない、修理をすれば速くなるのか?新しいパソコンを購入した方が良いのか?とご来店されました。
当社の事は知人に紹介されたとう事でした。
電源投入後10分ぐらい待たないとパソコンが使える状態にならないとか...。
パソコンは富士通Lifebook AH42/A3、2016年10月発売モデルです。
スペックはCPUにIntel Celeron、メモリー4GB、ストレージは1TB HDDなので動作が遅いのは頷けます。
Windows10以降HDD搭載モデルでは動き自体がかなり遅くなっています。
様々な機能が増えた分安価モデルではスムーズな動きは期待出来ません。
上位モデル(Intel Core i7搭載)でも同様です。
最新パソコンのストレージはほとんどがSSD搭載です。
動作が速いのは当たり前なのです。
新しいパソコンだから劇的に性能は上がったのではありません。
ストレージのデータ転送速度が向上したからなのです。
今回の修理方法は、SSD 500GBに換装、メモリー4GB増設して8GBに、OSのクリーンインストール、保存データの復旧移行、マイクロソフトオフィスのインストールなど必要作業はすべて行います。
クローン作成という方法もあるのですが、CPUがCeleronという事もあり最大限のパフォーマンスを得るためクリーンインストールを行います。
自力でクローンSSDを作って換装される方もいらっしゃるようですが、クローン元が良くなければ良いクローンは作れないのです。
CPUがCeleronなので爆速というわけにはいきませんでしたが、起動に10分近くを要していたのが約25秒に、シャットダウンも約12秒という速さで復活です。
OSも最新のWindows11 23H2なのでこれから数年はお使いいただけるでしょう。
最近あった修理事例
某団体様からパソコンが起動出来なくなったと修理依頼がありました。
パソコンの修理をする部署でもトラブル解消が出来ず、購入会社に問い合わせたところ、修理には2週間程度、保存データの復旧で8万円~という返答だったそうです。
マイクロソフトオフィスがインストールされているモデルなのでアカウント情報をお聞きしたところ不明?、購入会社がセットアップしているので問い合わせたところ作成していないとの事...。
という事は、パソコンの修理をして保存データの復旧をすれば元の状態になるではないのです。
マイクロソフトオフィスの再インストールをすれば元データを開く事は可能ですが、マイクロソフトアカウントが不明ではオフィスの再インストールが出来ないのです。
マイクロソフト365をサブすく購入という事になってしまうのです。
作業の流れですが、数年分ためたデータが最優先なのでデータ復旧を行います。
マイクロソフトアカウントが不明なため、起動出来ないパソコンを修復して元通りに起動出来るように修復を試みます。
修復作業をする事6時間ほど、パソコンは元通りに起動可能となりました。
マイクロソフトアカウントもしっかりありました。
販売会社は嘘つき?、管理していない?、知識がない?、ちょっと信用できないですね...。
最終的には、動作も遅かったのでSSDクローンを作成、今後5年は使いたいとの事なのでWindows11へのアップグレードを行いました。
お客様がお引き取り後に「すべてが元通り、動きもサクサクになって快適」のお喜びのお電話を頂戴しました。
ありがとうございました。