電源入るも画面表示なし Iiyama高性能ゲーミングPC 日立市から
日立市のお客様が、電源は入るも画面に何も表示されないとご来店されました。
パソコンはパソコン工房で販売されているIiyama製、CPUにIntel Core i9 12900K、ストレージがm.2 NVMe 1TBが2本、HDD 2TBが1本、グラボがnVIDIA RTX3080が搭載されたハイスペックゲーミングPCです。
おそらくは、40万円以上の価格で購入されたのでは?と思われます。
故障個所として想定される部分の検査開始です。
まずはメモリー、以上なし、次に一番高額なパーツビデオカードの診断です。
搭載CPUはIntel Core i9 12900Kなのでグラフィックス内臓です。
ビデオカードを外してマザーボードのオンボード出力に繋いでテストします。
が...、画面は何も映らずです。
となれば、マザーボードの故障?、CPU故障の可能性もありますが、Intel CPUで故障に遭遇した事がほぼないためマザーボードの故障だろうという判断に至りました。
搭載されていたのはMSI製、残念な事に型番記載(プリント)がありません。
IiyamaへのOEMマザーボードだからなのだろうか...。
因みにですが、当社ではMSI製マザーボードは一切使用いたしません。
理由は、壊れているマザーボードによく遭遇するからです。
実際に、数年前に自分のパソコンを組み立てる際にMSIを採用したところ初期不良で2回も交換してもらった事があり、結局は他のメーカー製へと交換したという経緯があります。
今回の修理は、マザーボード交換、メモリーがDDR5なのでメモリーも交換です。
出来る限り元の環境を維持出来るように修理を行います。
ハイスペックモデルだけにCPUクーラーは水冷、ケースファンが6個もついているのでケーブル類の結線もちょっと大変です。
ATX規格のマザーボードをM-ATXに替えたのでケーブル類の取り廻しも大変です。
WiFiカードが付いていたのですが、WiFi内臓のマザーボードなのでWiFiカードは取り外しです。
各種ドライバーのインストール、ライセンス認証などの作業の結果元通りに復活です。
それにしても、一番高額なパーツのビデオカードが壊れていなくて良かった良かった、
RTX3080の後継モデルRTX5080搭載パソコンはIntelじゃなくRyzen 7搭載ですが42万円以上もするんですね。
Intel CPU Core ultla9搭載となると数万円高額になると思われます。