使わなくなったPC 高速化、OSアップグレード
先日「BitLocker回復キーを求められ起動不能 DELL Inspiron」で修理をさせていただいたお客様が、DELL PCへの代替前に使っていたというNEC製ノートパソコンの修理を承りました。
このパソコンは、動作が遅くて不調だった事から、電気屋さんに買い替えないと駄目と言われDELL PCへと代替されたパソコンだそうです。
使い慣れたパソコンなので出来る事なら修理をして使い続けたいというご要望です。
パソコンは2015年に発売されたNEC PC-SN224GSA5、型番からNECの直販サイトで購入されたモデルのようです。
スペック的にはCPUにIntel Core i5、メモリー4GB、HDD 1TBという構成なのでストレージをHDDからSSDへと換装すればOSをWindows11へとアップグレードしてもストレスなくお使い頂ける性能です。
今回の修理内容は、遅いながらも起動は問題なさそうなので500GBのSSDへとクローン作成を行い、その後にWindowsアップデート、Windows11へのアップグレードをするといいう流れになります。
まずは、現状のままHDDの最適化を行います。
数時間の最適化を終えた後にWindowsアップデートを行いますが途中エラーでOSの更新が出来ません。
OS自体に何らかの問題がありそうなのでエラー修復を試みます。
修復をしても問題解決が出来なければOSのクリーンインストールという方法で作業を行います。
修復作業に約2時間、その後のWindowsアップデートは進行する事が出来たので問題は解決です。
Windows10の最新版までアップデートした後にクローン作成を行います。
作成したクローンに問題がなければWindows11へとアップグレードを行います。
修理完了後は、保存データ、使用環境もそのまま引き継いだWindows11パソコンへと生まれ変わりました。
起動に数分もかかっていたパソコンでしたが、起動は約20秒でタスクバーにアイコンが並び使用可能に、シャットダウンも約12秒ほどと高速PCへと生まれ変わりました。
某電気屋さんの話を真に受けてしまったために無駄な費用をかけてDLL PCを購入して故障してしまった...。
しかも、その電気屋さんでは今回のトラブルを解決する事が出来なかったばかりか、マイクロソフトアカウントの登録ミスなどと散々な結果です。
パソコンの寿命は5年ほどと言う方が多いようですが、基本的に半導体と言われるパーツには劣化や消耗はありません。
壊れる部分としてはストレージ(HDD)が一番多い故障個所です。
その他の部分については古くなったからとあまり気にする事はないのです。
Windows OSがアップグレードされても無料更新が可能なので買い替える必要はないのでは?、電気屋さんは嘘...?ではなく誤った知識...?、新しいパソコンを売りたい...?、そんな感じなのでしょう...。